行事のご案内9月
http://yacho.org/#event1109
- 日本野鳥の会筑豊(福岡県)月間行事予定のご案内です。県名の無い地名はすべて福岡県です。
- 本らんの記載内容は、時々変更されることがあります。なるべく参加直前に再度確認されるようおすすめします。
- 原則として、小雨決行、昼食持参、要参加費100円です。原則を外れる場合は、各ご案内に注記しています。
- (スズメ)印の行事は、一般(会員以外)からのご参加を歓迎します。一部を除き、事前のご連絡、お申し込みは不要です。当日、集合地へおいでください。(もっと詳しく知りたい方は、次行の「詳しい説明を見る」をクリック)
- 「フィールドに出かけよう」“探鳥”をウォッチング。
第9回英彦山ソウシチョウ生息調査
9月1日(木)〜15日(木)添田町・英彦山
近年、英彦山において外来種のソウシチョウが極めて多数観察されるようになり、現状を危惧した本会事務局・広塚氏の呼びかけで調査が継続実施されています。調査方法は、一定間隔ごとに10分間観察記録(出現種全種)するスポット・センサス法であり比較的容易な調査手法です。(これまでの経緯・詳細)
- 調査には、担当者と同行するかたちでどなたでも参加できます。早めにご希望の調査地を事務局までお知らせください。現在6コースを設定していますが、新規のコースで担当を希望される方は事務局へご相談ください。
- コース担当者の方へ:調査は、9月1日〜15日の期間で、実施方お願い致します。調査担当者の方は日程が決まれば、日時と集合場所をお知らせ下さい。会員の方にメール等にて参加の呼掛けを行います。なお、仕事などで調査が不可の場合は、早めの連絡をお願いします。事務局にて調整して実施します。調査報告様式([エクセル])は、新版となりました。その他、ご意見などあれば広塚までメール下さい。
-
参加希望:会員の方で本調査に参加や同行されたい方は、直接担当者にご連絡いただくか、早めに事務局(下記アドレス)または[ご連絡]からお申し込みください。
第693回例会:英彦山定例探鳥会
9月4日(日) 添田町落合・深倉
昨年は、エゾビタキの群れやサシバが観察されました。毎回楽しませてくれる早秋の英彦山探鳥会に参加しましょう。片道2.6kmの比較的歩き易い林道を往復します。
- ゲスト参加:この行事は、一般(会員外)の方のご参加を歓迎いたします。事前のご連絡、お申し込みは不要です。直接、集合地においでください。お待ちしています。
- 集合:JR彦山駅 09時
- 携行:帽子、雨具、観察用具(筆記具、あれば野鳥図鑑・双眼鏡)
- 弁当:持参
- 雨天:小雨決行(不明のときは、担当にお問い合わせください)
- 足元:スニーカー、軽登山靴。比較的歩きやすい林道です。
- トイレ:JR彦山駅、深倉園地駐車場(出発地)
- 解散:14時半から15時ごろを目安にしていますが、状況により大幅に前後します。
- 担当:三宅
- その他:集合地のJR彦山駅まえから出発地の深倉園地まで車で移動(約8分)します。同乗の必要な方は集合時担当までお伝えください。
-
現地図:地図サービスにエラーがあり、主要部分が隠されています。地図を右下にドラッグ(Win:マウス左ボタンを押したまま移動)してご覧ください。ルートの青色は車で移動、緑は徒歩で観察。
より大きな地図で JR彦山駅~深倉園地駐車場~草木ヶ垰 を表示
第694回 ハチクマの渡りを観る探鳥会
9月18日(日) 鞍手町 六ヶ岳・剣岳
虚空にも道はありけり鷹渡る 松尾節朗
虚空の見えない“ハイウェイ”をハチクマたちが陸続と渡って行きます。ハチクマだけでなく、時には珍しいあるいは筑豊初記録のタカ類や小鳥類も通ります。同時に2ヶ所で例会を開きます。どちらかお好みの方にご参加ください。移動のない定点観察ですので、朝寝坊してもだいじょうぶ。開始時刻以降いつでも参加できます。【参考】昨年の様子
- 剣岳は駐車場から徒歩3分程度の登りで、日陰もありますが、六ヶ岳(339m)は、山頂に日陰がなく防暑・熱中症対策が必要です。急坂もあり、足ごしらえは念入りに。現地への道順は、共にそれほど分かりやすいとは言えませんから、初参加の方は担当または事務局までお問い合わせください。通常、15時頃閉会予定ですが、事情により前後することがあります。
六ヶ岳会場
- 集合:六ヶ岳山頂 09時
- 担当:小河
剣岳会場
- 集合:剣岳展望台 09時
- 担当:落合
- ゲスト参加:この行事は、一般(会員外)の方のご参加を歓迎いたします。事前のご連絡、お申し込みは不要です。直接、集合地においでください。お待ちしています。
- 携行:弁当、帽子、雨具、観察用具(筆記具、あれば野鳥図鑑・双眼鏡)
- 足元:スニーカー、軽登山靴
- 参考:スズメバチの巣を襲うハチクマの記録@NHK
秋のハチクマ渡り調査 (筑豊・北九州合同調査)
9月23日(金・祝日) 鞍手町 六ヶ岳・剣岳・その他
本会研究部では北部九州におけるハチクマの渡りの様子を解き明かすため、毎年秋、ハチクマの渡りを調査しています。この行事は例会ではありませんが、調査はしなくても、観察だけでも参加できます。2ヶ所で同時に調査しますので、お好みの方にご参加ください。調査時間は、09時〜15時を予定しています。定点観察のため移動がないのでいつでも参加できます。日本野鳥の会北九州との同時合同調査です。
六ヶ岳
- 集合:六ヶ岳山頂
09時
- 担当:小河
剣岳
- 集合:剣岳展望台
09時
- 担当:国武
その他
- 報告のお願い:今シーズン、ハチクマの渡り観察したら、ぜひご報告をお願いします。①月日・時刻、②場所、③羽数、④飛去方向、⑤観察者名の5項目です。全項目ではなくても分かる限りで結構です。締め切りはありません。ご協力をお待ちしています。
- 記録の活用:ご報告は、[鳥信記]掲載のほか、研究部の調査資料として活用させていただきます。
- ゲスト参加:この行事は、一般(会員外)の方のご参加を歓迎いたします。事前のご連絡、お申し込みは不要です。直接、集合地においでください。お待ちしています。
- 携行:弁当、帽子、雨具、観察用具(筆記具、あれば野鳥図鑑・双眼鏡)
- 足元:スニーカー、軽登山靴
運営委員会:本会事務所
9月23日(金)、25日(日) 飯塚市柏の森(かやのもり)
運営委員会は、本会事務所で月2回(最終金曜・日曜)開催されます。提案や行事について具体的な話し合いが行われ、会員なら誰でも討議に参加できます。日曜運営委員会に先立って、会報「野鳥だより・筑豊」発送作業もあります。あなたのご都合で、参加・退出はいつでも自由です。午後のひと時、気楽なおしゃべりと情報交換、充実のボランティアはいかがですか?
第25回植物ミニ観察会(ミニ観):平尾台
9月28日(水) 北九州市小倉南区・平尾台
担当 川谷
去年はまだ、夏の気配の強く残る9月9日でした。ぐーんとずらして月末にしました。秋の平尾台を歩きます。もう、汗をふきふきということもないのでしょうか。なぜか、少しさみしい気もします。集合時間を通常に戻しました。
- 前日の大雨、当日の雨の予報の場合などでも中止することがあります。必ず確認の電話をしてからお出かけください(午前7時から8時までにお願いします)。
- ゲスト参加:この行事は、一般(会員外)の方のご参加を歓迎いたします。事前のご連絡、お申し込みは不要です。直接、集合地においでください。お待ちしています。
-
第1集合地:香春町役場駐車場
09時20分
- JR日田彦山線・香春から第1集合地まで200m・3分
- 徒歩の方は平尾台まで同乗で移動できます。([免責]参照のこと)
- 第2集合地:平尾台自然観察センター 10時 (注:いつもの場所から変更になっています)
- 携行:昼食、飲み物、帽子、日傘、観察用具(筆記具、あれば植物図鑑・ルーペ)
- 足元:スニーカー、軽登山靴
- 担当:川谷
- 雨天:前日の大雨、当日の雨の予報の場合などでも中止することがあります。必ず担当に確認の電話をしてからお出かけください。当日午前07時から午前08時までにお願いします。
- 訂正:集合時刻を誤記していました。正しくは上記のとおりです。お詫びいたします。(9月2日訂正)
行事の終了8月
http://yacho.org/#report
探鳥会やその他イベントの結果ご報告です。イベント風景の写真、感想など詳細情報とともにご覧ください。
野鳥展 2011 − 野鳥の行動を見てみよう(終了)
8月1日(月)〜27日(土) 飯塚市・イイヅカコミュニティセンター
写真/報告 野村芳宏
8月28日(日)午前中に野鳥展の後片付け(写真)をしました。
8月1日(月)から飯塚コミュニティセンターで開催していた、野鳥展は無事に終了しました。
色々ご協力ありがとうございました。
詳しくは10月号の「野鳥だより・筑豊」でご報告いたします。
第692回英彦山清掃探鳥会(終了)
8月21(日)添田町・英彦山
報告 広塚忠夫
参加:一般1名、会員4名(矢野悦晨、西野眞奈美、松尾浩二、広塚忠夫)
毎年1回は、探鳥しながら英彦山に感謝するゴミ拾いを行ってきました。あいにくにも当日は、激しい雨と雷注意報のため相談の結果、止めましょうとなりました。しかし、松尾浩二副部長はせっかくの休日で、単独探鳥会を行うとの意思が固く「一人探鳥会」に豊前坊に向かわれましたので見送りしました。
(写真は8月17日ソーメン流しの準備)
この日のために、17日にゴミ拾いの清掃申請を添田町に提出しゴミ収集をお願いしてから太田氏宅でソーメン流しの準備を行いました。孟宗竹を切り出し真二つに割って流し竹を、それに竹椀を30数個作成しました。更に、渓流の広場の草刈りも矢野さんがいっきに済まされて準備万端に整っていました。
一方、担当の浦野さんが東日本大震災のボランティア現地支援に参加されたことから、担当を西野眞奈美さんに引き継がれ、ソーメンをはじめとした食料を購入もされて参加受付の態勢で臨まれていましたが、土砂降りの雨ではどうしようもありませんでした。
撮影 広塚忠夫
◎写真はいずれも2011年8月17日の準備の様子
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(1)広場の草刈り、矢野悦晨さん
(2)広場の草刈り、矢野悦晨さん
(3)ソーメン流しの準備
(4)草刈りの傍に現れたトノサマガエル
(5)竹のお椀
(野鳥展ジョイント)
後藤文嗣講演会・野鳥を友に三十有余年(終了)
8月20日(土)飯塚市飯塚・イイヅカコミュニティセンター
報告 有働孝士
ご参加:22名。
少年時代に触れた野鳥への興味から始まり、福岡県の保護サイドでただ一人鳥獣保護委員として40年、野鳥写真家として接した野鳥への想い、経営されている環境調査会社のお仕事のことなど、縦横無尽の1時間50分。守秘義務に反しないように語られる福岡県の歯がゆい鳥獣保護行政や出没する違反者の表と裏はとりわけ興味深く、聴衆を魅了していました。密猟、違法飼養、違法狩猟など現場でしか分からない諸事情から、後藤文嗣さんの孤軍奮闘ぶりとともに謙遜なお人柄も垣間見え、短くも充実の講演時間でした。
撮影 有働孝士
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(野鳥展ジョイント)
早朝バードウォッチング(終了)
8月20日(土)飯塚市飯塚・遠賀川河川敷
報告 有働孝士
ご参加:一般3名、会員4名。
早朝7時、集合地・穂波川河川敷駐車場には、松尾会長ご夫妻、担当・野村さん、有働の4名が集合。比較的涼しい曇り空の下、雨がポツリポツリと落ち始めた河川敷をゆっくり歩きながら観察。間もなく、一般からご参加の方3名がお見えになり、お陰さまで一般を対象にしたこの企画がやっと成立したと安堵の担当・野村さん。飯塚市飯塚・コスモスコモン前から河川敷を徳前ポンプ場排水口まで歩き、引き返して飯塚駅前通橋下で解散しました。早起きの得か、ササゴイをはじめ21種と意外に多種が観察できました。(@5030-3564)
鳥合わせ(21種)
カイツブリ | ゴイサギ | ササゴイ | ダイサギ |
コサギ | アオサギ | カルガモ | イソシギ |
キジバト | カワセミ | ツバメ | ハクセキレイ |
セグロセキレイ | イソヒヨドリ | オオヨシキリ | セッカ |
ホオジロ | スズメ | ハシボソガラス | ハシブトガラス |
カワラバト |
撮影 有働孝士
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(1)会員4人で寂しく探鳥開始
(2)手前から、ダイサギ、アオサギ、コサギ
(3)一般からご参加
(4)鳥がいますよ!
(5)今、スコープに入れましょう
(6)ササゴイ(中央)
第24回植物ミニ観察会(ミニ観):平尾台(終了)
8月10日(水) 北九州市小倉南区・平尾台
担当 川谷良子
8月のミニ観報告(平尾台 第24回 8月10日)
広谷湿原のサギ草、周防台のキキョウの大群落も少し気になりますが、花が多く、アップダウンが少ない7月と同じコースを歩くことにしました。見晴台に車を置いて、7時55分出発。
先月は蕾だったノヒメユリが咲いていました。6枚の花弁をくるりと巻いて、その姿の愛らしいこと。小さくて、華奢で、か弱そうなのですが、酷暑も、干ばつも涼しい顔をして生き抜いてきた、たくましい姫なのです。歩く道、見渡す草原、8月はノヒメユリの平尾台です。
水分補給のため、何度も休憩しながら歩きました。時折吹く風が、汗ばんだ体を冷やしてくれます。
不動山を下り、風神山に向かう斜面はキキョウの道です。どの花もみんな、こちらを向いて私たちを迎えてくれました。清々しいしい青です。
先月花盛りだったコオニユリやカワラナデシコなどは、もうりっぱな種をつくっていました。平尾台は広く、毎回コース設定に悩みますが、花の移り変わりがよくわかり、同じ道を歩くのも面白いと思いました。
11時10分、見晴台に全員、無事戻りました。お疲れ様でした。
花の咲いていた草本(60種) |
ヨロイグサ | ノヒメユリ | ヤマハッカ | ツユクサ |
アキカラマツ | ヒメジョオン | サイヨウシャジン | サワヒヨドリ |
コオニユリ | カセンソウ | キキョウ | ハバヤマボクチ |
コヤブタバコ | ムラサキエノコロ | ヒキヨモギ | スズサイコ |
オニドコロ | エビヅル | ヤブレガサ | ミシマサイコ |
ウツボグサ | ヒゴタイ | センニンソウ | メマツヨイグサ |
シマスズメノヒエ | シロツメクサ | アカツメクサ | カワラナデシコ |
オトギリソウ | オミナエシ | ヒメアブラススキ | カワラケツメイ |
クルマバナ | アキノタムラソウ | ミヤコグサ | タチカタバミ |
ヒルガオ | ヤブガラシ | エノコログサ | ニワゼキショウ |
ヘラオオバコ | イヌビエ | オヒシバ | オオバコ |
ウマノアシガタ | ナルコビエ | ヒオウギ | コウゾリナ |
アキノノゲシ | ノアズキ | ヘクソカズラ | ハエドクソウ |
セイヨウタンポポ | イヌタデ | ソバ | ハキダメギク |
オニノゲシ | キレハノブドウ | カラムシ | カエデドコロ |
花の咲いていた木本(2種) |
コマツナギ | マルバハギ |
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撮影 早川佳宏 監修 川谷良子
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(4)コマツナギ
(5)キンミズヒキ
(6)不動坂
(7)ノヒメユリがある
(8)こちらにも
(9)ノヒメユリ
(10)ヒキヨモギ
(11)ノヒメユリ
(12)小鳥の声が
(13)ホオジロのお出迎え
(14)ヤブレガサ
(15)エビヅル
(16)不動山
(17)ムラサキエノコロ
(18)ヒゴタイ(誰かが植えた?)
(19)センニンソウ
(20)不動山で休息
(21)再出発
(22)こっち見て
(23)右へ行くと行橋?
(24)何だろう?
(25)調べてみる
(26)花いっぱい
(27)オトギリソウ
(28)キキョウ
(29)キキョウ銀座を往く
(30)ミシマサイコ
(31)風神山へ到着
(32)風神山山頂
(33)小休止
(34)再出発
(35)何かあるみたい
(36)ムカゴソウ
(37)マルバハギ
(38)キキョウの群生
(39)アキカラマツ
(40)何かあるよ
(41)コヤブタバコ
(42)カワラケツメイ
(43)頑張ろう
(44)ツユクサ
(45)オトギリソウ
(46)ヒルガオ
(47)行橋を眺望
(48)再び風神山へ
(49)カセンソウ
(50)青空にノヒメユリ
(51)クルマバナ
(52)下山開始
(53)一糸乱れぬ隊形
(54)ヘクソカズラ
(55)ヒオウギ
(56)ミシマサイコ
(57)やれやれ
(58)昼食とおしゃべり
(59)サイヨウシャジン
第98回植物例会:倉木山(終了)
8月3日(水) 大分県由布市・倉木山
担当 川谷良子
倉木山に登りました。8時15分、彦山駅発。野峠を下り、山国、玖珠を経て、11時過ぎ、倉木山登山口を歩きはじめました。登りはじめて左に大きく曲がるその角に咲くソバナの花(写真)が目に飛び込んできました。スカートの裾を少し広げたような清楚な薄紫のその美しさに思わず息を呑みました。この花に会いたくて、また倉木山に来ました。大きな群落のところは残念ながら、まだ蕾でした。あと、2,3日でしょうか。
十字対生の葉を地面に沿うように広げ、その真ん中に白い縁取りに赤紫の小さな花をつけているのはヤマジオウです。斜面を埋め尽くしていました。森の中でも最も暗い場所を好む地味な花ですが、好きな花です。
葉の中心に丸い実を一つ、まだ緑色のもの、少し茶色のもの、秋には黒くなります。その姿を筏にたとえたハナイカダです。鳥が大好きだそうです。ハナイカダの実をついばんでいる鳥の姿を想像しただけでわくわくします。
ホタルブクロやノギラン、実にイガイガがあるイガホオズキ、クサアジサイやシギンカラマツ、珍しいヤマサギソウ、ひとつひとつ、確かめながらゆっくり歩きました。
4時、草原に下りるとユウスゲが咲いていました。透明感のあるレモンイエローの花、顔を近づけると虫を誘う甘い香りがしました。
東峰、西峰、ふたつの頂をもつ由布岳、右に鶴見岳、眼下に広がる由布盆地、その南に連なる九重の山々、シシウドやユウスゲ、ススキの波打つ高原、美しい風景です。湯布院から高速に乗ると、遠く東の空に虹がかかっていました。
観察リスト
花の咲いていた草本(48種) |
フシグロセンノウ | テバコモミジガサ | ヒヨドリバナ | ハエドクソウ |
オカトラノオ | ソバナ | オトギリソウ | クサアジサイ |
ミツバ | ヤマホトトギス | ミズヒキ | ダイコンソウ |
シギンカラマツ | ギンバイソウ | タニタデ | ヤマジノホトトギス |
ヒメジョオン | ヤマジオウ | イガホオズキ | ホソバシュロソウ |
ホタルブクロ | ワタナベソウ | イタチササゲ | ヒメキンミズヒキ |
テリハアカショウマ | タカトウダイ | キバナカワラマツバ | アソノコギリソウ |
ノアザミ | ノギラン | ミヤマタニソバ | ムカゴイラクサ |
ホクチアザミ | ニガナ | ホソバノヤマハハコ | ユウスゲ |
オミナエシ | チダケサシ | ヒゴタイ | コバギボウシ |
ヤマサギソウ | サワヒヨドリ | アリノトウグサ | シシウド |
ヤマトラノオ | トチバニンジン | ママコナ | ハバヤマボクチ |
花の咲いていた木本(7種) |
リョウブ | ナツツバキ | マルバハギ | ノリウツギ |
シモツケ | コアカソ | ヤマアジサイ |
小さな画像の上でクリックすれば拡大します。拡大画像をドラッグすれば移動できます。拡大画像の上でクリックすると元の画像に戻ります。拡大画像に対しスペースキーや矢印キーでスライド・ショーができます。
撮影 早川佳宏 監修 川谷良子
(1)参加受付
(2)本日の行動計画説明
(3)小休止:奥耶馬渓
(4)名勝耶馬渓:立羽根田の景
(5)万年山が見える
(6)湯布院のお土産屋
(7)倉木山への道(キスゲ畑)
(8)登山口到着
(9)ウバユリ
(10)オカトラノオ
(11)ソバナ
(12)クサアジサイだ
(13)クサアジサイ
(14)コアカソ
(15)ギンバイソウ
(16)オオバショウマかな
(17)オオバショウマ
(18)ヒヨドリバナ
(19)ウスゲクロモジ
(20)ノギラン
(21)ノリウツギ
(22)雲を冠った由布岳
(23)ヤマジノホトトギス
(24)ギンバイソウ
(25)ホタルブクロ
(26)ホタルブクロ可愛い
(27)ヤマアジサイ
(28)タチカタバミ
(29)ヤマホトトギス
(30)シギンカラマツ
(31)ヤマジオウ
(32)ハナビラタケ?
(33)ハナイカダ(実)
(34)遅い昼食
(35)フタリシズカ(実)
(36)シモツケ
(37)ヤマホトトギス
(38)シモツケ
(39)遠く祖母山を望む
(40)ヒゴタイ
(41)もうすぐよ
(42)山頂が見える
(43)ホソバシュロソウ
(44)アソノコギリソウ
(45)キバナカワラマツバ
(46)コバギボウシ
(47)記念撮影の撮影
(48)カワラナデシコ
(49)チダケサシ
(50)何トンボ?
(51)テバコモミジガサ
(52)雲を脱いだ由布岳
(53)キスゲ
(54)イタチササゲ
(55)クサフジ
撮影 広塚忠夫
(1)オカトラノオ
(2)ギンバイソウ
(3)タニタデ
(4)ヤマジオウ
(5)シギンカラマツ
(6)ヤマホトトギス
(7)シオカラトンボ
(8)ホソバシュロソウ
(9)カワラナデシコ
(10)アソノコギリソウ
(11)キバナカワラマツバ
(12)ハナウド